帯広〜函館を車で旅するための備忘録 後編

函館朝市 どんぶり横町

帯広から函館、車で出かける2泊3日の旅。2020年7月23日からフリードで出かけた旅行記。前編では、往復約940㎞に及ぶ長旅の、事前準備についてご紹介しました。まだ読まれてない方はこちらをごらんください(^^)

後編では、実際の旅の立ち寄り地を取り上げながら、実録による旅のポイントをご紹介します。もちろん、YouTube動画もありますよ♪

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苫小牧市の樽前SA…コンビニがある休憩マストスポット

樽前サービスエリアは、道東道を千歳恵庭JCTから分岐し道央道へ接続した後、約1時間ほどの地点にあります。帯広からは約196㎞。コンビニがあるSAということで、休憩にはうってつけの場所。Googleマップをみていると、夜でも交通量があるようで、まさにドライバーのオアシスです。

樽前SAのセブンイレブン

北海道も外国人観光客が増えてきたせいか、英語のインフォメーションが掲げられていました。道東道のPAではあまりこういった案内を見かけた記憶がないですが、千歳空港も近く、北海道観光の拠点となるからでしょうか。またガス欠の注意や、ウポポイの案内もみかけました。

樽前SA
道央道 ガス欠に注意
樽前SAの英語によるインフォメーション
コンビニがある樽前SA

噴火湾を一望…八雲パーキングエリア&丘の駅

八雲パーキングエリアマップ

帯広から約360㎞、函館まではあと1時間少々。八雲までやってきました。

道央道・八雲PAは、敷地が広大!どでかいキッズコーナーや展望スペース、レストランがあるパノラマ館を中心とした「噴火湾パノラマパーク」が隣接し、さらにお土産物が買える八雲町情報交流物産館「丘の駅」があります。函館方面への旅では、ぜひ寄り道したいパーキングスポットです。

パノラマ館
道の駅ならぬ「丘の駅」
八雲PAから噴火湾を一望
八雲町はハーブ鶏発祥の地

八雲町はハーブ鶏発祥の地とのこと。函館に勤務する同僚より、おいしいチキンが味わえる「ハーベスター八雲がおすすめ」と教えてもらいまして訪ねたいと思っていたのですが、事前のリサーチ不足で断念する結果に。八雲PAと隣接していますので、PAから歩いて行こうとしたところ、思ったより距離があったのと登り坂になっていました。こちらへ行くには一度高速を降りて向かった方が良さそうです。前編でご紹介した“北海道観光ふりーぱす”を使えば高速の乗り降り自由ですので、その予定で立ち寄ってみてはいかがでしょうか。オリジナルスパイスが効いたチキンの他に、ピザやパスタもあり、イートインもテイクアウトも両方対応とのことです。

ハーベスター八雲のHPより

ハーベスター八雲 https://harvester-yakumo.com/

大沼公園ICから函館市内へ 渋滞に要注意

道央道の終点・大沼公園ICから国道5号へ入るのですが、ここで渋滞に巻き込まれました。連休ということもありましたが、所要時間を計るうえで注意しておきたいポイントです。

大沼公園IC
大沼公園ICから国道5号へ

その後、自動車専用道の函館新道に再び接続し、函館市街へ向かうこととなります。

函館の夜ご飯はネット予約で

夕方18時過ぎ、ようやくホテルに到着!朝8時に出発したのでまるまる10時間もかかってしまいました。宿泊場所は朝市のすぐそば、駅前のホテルです。ホテルの窓からはともえ大橋が見えました。

1泊目はビジネスホテルを素泊まりで予約し、夕食はホテルそばの居酒屋で、朝食は朝市で取る計画です。夕食は念のため、出発前に予約を入れたのですが、注意点を一つ。最初に電話で予約を頼んだところ、満席ということで断られてしまいました。しかし、食べログをみていたらまだ空いていたのでネット経由で申し込むと予約に成功!?間もなくさきほど電話したお店から予約確認の折り返しが。もしかしたら食べログ枠みたいなものがあるのでしょうか。食事の予約はネット経由のほうがいいのかもしれませんね。

ホテルリソル函館からの眺め
ネットの予約特典とのこと。右はウニです。
夕食はネットで事前予約

食後は夜の函館駅前をぶら散歩

夕食後は函館の駅前夜景を楽しみにぶらっと散歩しに出かけました。まず遭遇したのが市電です。乗り場もライトアップされてきれいでした。そして函館駅〜夜の朝市をぶらり。駅前近辺はコンビニは見かけましたがショッピングセンター等はなさそうです。あと朝市も一部店舗は夜営業もやっておりました。

函館の市電
函館駅構内
赤いモニュメントがお出迎え
かつての青函連絡船が展示されています
はじめて見るラッキーピエロ

ということで、ここまでが函館旅行の初日となります。これまでの模様は動画に収めてありますのでご覧ください!!

フリード×函館2日目 函館市内観光編

トリップメーターは440㎞。函館2日目は、朝からたっぷりと観光してまわります。2泊3日ということで、気持ち的にも余裕ありです。まずは朝食をとりに函館朝市へ出かけます。

函館朝市 どんぶり横丁市場へ

ホテルの駐車場から車を出し、朝市の駐車場へ。緊急事態が明けたものの、コロナの影響でどのくらいの人出かと思っていましたが、観光客が予想より来ており、若干の空車待ちとなりました。車を駐める際は、指定駐車場だと、買い物金額で割引が受けられるようです。私の場合、調べが甘かったせいで、うっかり指定外の駐車場に駐めてしまいました。但し、どの駐車場もけっこう混んでいるかと思いますので、かなり早めに出かけた方が無難です。

朝市までのアクセス http://www.hakodate-asaichi.com/access/

ネタがたっぷり

各店かなりの盛況でしたが、お店によって行列ができていたりと、バラツキもあるようですね。どんぶり横丁市場の公式サイトをチェックして、行きたい店の目星をつけておきましょう。

五稜郭タワーから見下ろす景色はまさに星形だった

特別史跡五稜郭跡(五稜郭公園)も、函館を代表する観光スポットです。それを見下ろすように建てられた五稜郭タワーは、高さ107メートル(避雷針高)、90メートルの展望2階からは、五稜郭の星形全体が確認できます。函館山や市街地、函館湾など、ぐるっと360度眺めることができ、函館という街の全貌を見てとることができます。1階にはお土産コーナーもありました。

見事な星形の五稜郭跡

函館の穴場 立待岬

観光名所が豊富な函館ですが、もし天気が良くて時間にゆとりがあるなら、立待岬へ出かけてみましょう。函館山の南東の突き出た部分に位置し、目の前には青々とした津軽海峡が広がります。ほたてやつぶの串焼きが買える売店があり、公園にはハマナスの花が咲き誇っていました。

目前に広がる海が絶景
ほたてやつぶ貝、いかの姿焼きが売っていました

函館山をロープウェイで登る

今回の旅で一番行ってみたかった場所が函館山。そしてロープウェイに乗ることです。函館山の山頂までは車で行くこともできますが、道が狭いのと渋滞するみたいで、ロープウェイを利用することにしました。

函館といえば“百万ドルの夜景”というキャッチフレーズが有名ですが、昼間の眺望もなかなか見応えがあります。ロープウェイがゆっくり上へ進むにつれ、パンフレットでみたあの景色が目の前に浮かび上がってきます。

函館山からの眺め

ちなみにロープウェイの乗車はQRコードでの自動改札。料金は大人往復1,500円となっていました。またロープウェイ乗り場付近は、函館ハリストス正教会をはじめとした洋館や、八幡坂などの海を見下ろす名所もあり、ゆっくり攻略するにもちょうどいいエリアです。

函館山ロープウェイの乗車券
自動改札で乗車

ということで、このほか金森赤レンガ倉庫や函館市熱帯植物園にも立ち寄りました。そちらは動画でご紹介しておりますのでご覧下さい。

3日目は新幹線を見学に北斗市へ

2泊目の宿は、湯の川温泉でとりました。旅の疲れを温泉でゆっくり癒やし、翌日は帯広へ帰ります。せっかく函館まできたので、せめて見学だけでもと思い、北海道新幹線を見学に新函館北斗駅へ。

残念ながら、新幹線の発着時間とタイミングが合わず、新幹線を見ることができませんでした。駅には無料駐車場がありますので、事前に時間を調べて訪ねられるのが良いかと思います。新しくモダンな駅でしたが、周辺はまったく町外れというか、開発途上な雰囲気でした。

新函館北斗駅構内
残念ながら北海道新幹線に出会えず

長万部で浜ちゃんぽんを食す

昼食は長万部(おしゃまんべ)でとることにしたのですが、どうもここは“かにめし”の町らしく、道路沿いに看板を多数目撃しました。しかし、麺類を食べたいということで、浜ちゃんぽんのお店に立ち寄ることに。

長万部三八飯店

有珠山SA 只今660㎞

広大な北海道は、車で少し走っていると、雨だった天気が急に晴れ間に変わったりも珍しくありません。有珠山サービスエリアでは、雨〜曇り空のどんよりとした天候の中、つかの間の晴れ間を拝むことができました。トリップメーターは660㎞。帯広まではまだ250㎞以上あります。函館〜帯広は、なかなかタフな旅路です。

晴れ間を覗かせる有珠山SA
有珠山SAには売店もあります

フリード×函館2泊3日 終わりに

途中、登別で一度高速を降りて給油。あとは高速をひた走り、帯広に辿りついたのは夜21時過ぎとなりました。走行距離942㎞、燃費は15.9㎞/Lとの結果に。3日目の行程は帰路篇として動画にまとめております。

旅の率直な感想ですが、久々に“観光都市”というものを体感できた気がします。札幌のような都市圏にもない、道東のような地方の観光圏にもない、都市と観光が調和された函館は唯一無二の街かもしれませんね。今回行けなかった場所や食べられなかった物もまだまだあります。またいつしか出かけてみたいところです。ではまた。

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