道央方面から帯広、釧路へ向かう大動脈・道東自動車道。平成28年には阿寒ICまで延伸され、帯広釧路間の所要時間も昔と比べてだいぶ短くなりました。
そんな便利な道東道ですが、浦幌より先はトンネルの連続で、車窓を楽しみながら走るにはちょっと残念な雰囲気。そこで今回は、旧来の帯広釧路ルートである国道38号をフューチャーしつつ、沿線で人気の道の駅「道の駅 しらぬか恋問」を取り上げてみたいと思います。
帯広〜釧路・所要時間のおさらい
帯広、釧路ともにJRの駅を起点とした場合、道東道経由だと2時間2分、国道38号経由だと2時間21分かかります。高速料金ですが、音更帯広IC〜阿寒IC間は普通車で1,150円(ETC割引時810円/2022年3月現在)となっております。ちなみに現時点では本別より先は無料区間として走行できます。
国道38号の走り方
コンビニや休憩場所の間隔に注意
帯広を出発し幕別を越えると、コンビニや休憩所の間隔が長くなるので、一応頭に入れておいてください。沿道は畑作地帯や森林等が中心で、市街地とは違い施設は少なめとなります。
浦幌より先は30分ほど森林地帯(鹿に注意)
浦幌の町を過ぎてからは、しばらく山間部を走ることとなります。特にエゾシカが多いエリアですので、夕方から夜間にかけては注意して走行してください。
夏でも寒い釧路エリア
十勝から釧路エリアに入ったとたん、夏でも急に肌寒さを感じることがしばしば。音別〜白糠〜釧路まで海沿いを走る時間が多くなるのと、霧で視界が悪くなる場合もあります。軽く羽織える上着などを用意しておくといいです。
休憩スポット① とよころ物産直売所
帯広を出発して約50分ほど、十勝川にかかる豊頃大橋の少し手前にある、ウッディな佇まいの直売所です。地元で採れた野菜やお土産品が並び、軽食所も併設されています。冬期と平日は休業となりますが、小休憩にはぴったりの寄り道スポットです。
ちなみにここからすぐそばの豊頃町茂岩地区にはアメリカンドーナツが人気の洋菓子店・朝日堂や、観光ガイドなどで知られるハルニレの木もありますので、余裕があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
休憩スポット② 「道の駅 うらほろ」
豊頃大橋から20分ほど走った先に「道の駅 うらほろ」はあります。規模的にはそれほど大きくありませんが、地場産品も取り揃えられております。ここから先はしばらく山沿いを走りますので、トイレタイムはここで済ませておきましょう。
休憩スポット③ 馬主来(ぱしくる)湖 駐車場
浦幌の山間ゾーンを抜けると、右手には徐々に太平洋が顔を見せ始めます。そして音別の町を通過してしばらくすると、湖と海を眺望するパーキングエリアに到着。馬主来(ぱしくる)湖駐車場は、道の駅のような施設はないですが、釣り人や、併設された無料キャンプ場の利用客をちらほらと見かけます。広めの駐車場のわりには混雑もなく、潮風に吹かれてちょっと休むにはちょうどいいロケーションです。
道の駅 しらぬか恋問 施設案内
帯広を出発して約2時間、道の駅・しらぬか恋問に到着。釧路市から30分ほどの距離感と、国道沿い・海沿いのロケーションの良さからか、訪ねるたびに観光客で賑わっています。
広い駐車場の目と鼻の先に、美しい恋問海岸が広がっています。砂浜の海岸なので、波打ち際まで歩いていけます。
タコとイカのかわいいキャラがお出迎え。館内はいけすを備えたお土産屋さんと、レストランが設備されています。本館の外にもアイスやザンギなどを販売している軽食小屋もあります。
黄色いクルマはもはやちょっとしたシンボルに!?レストランは広めでオーシャンビュー。釧路名物のザンギにスパカツ、そして帯広名物の豚丼も味わえる、十勝と釧路のグルメを両方楽しめるメニュー構成もポイントです。
恋問海岸で初日の出撮影にチャレンジ
2022年1月1日、意を決して初日の出撮影にでかけたのですが、選んだ場所がここ、恋問の道の駅でした。深夜3時に帯広を出発、到着時はまだ暗闇に包まれていましたが、砂浜に三脚を立ててGoProで撮影しました。頑張ったかいあってか、周囲が徐々に明るくなり、日が昇る瞬間をカメラに収めることができました。利便性が良いので、初日の出スポットとしても人気らしく、駐車場はほぼ満車といった感じに。但し、日が昇りしばらくすると、訪問客も蜘蛛の子を散らすように帰っていきました。
初日の出の模様はYouTube動画でもアップしております。以上、今回は帯広〜釧路間のドライブの楽しみ方と、道の駅しらぬか恋問を特集いたしました。
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