
「上から勢いよくしめるのはどの車も一緒」「超危険??? 静かに閉じるとロックされないのは当たり前では」「少し高い位置から手を離して落下の勢いで閉めるのが正しい閉め方です」 「超危険ではなく、取扱説明書にも記載がありますので投稿者の知識不足だと思います」
私が発信したとあるショート動画が、とんでもない物議を醸してしまいました。実際には「ボンネットが危険」なのではなく、「閉め方を間違えると非常に危険」という話。そして私自身が、その閉め方を完全に誤解していたという反省を込めて発信したものでした。
今回はその動画の裏側の意図と経緯、そして正しいボンネットの閉め方を改めてご紹介します。
ボンネットの正しい閉め方を知らずに4車種乗り換え
私のクルマ遍歴を簡単にご紹介しますと、最初に乗ったクルマは今のスポーティなモデルになる前のスズキスイフトでした。その次に三菱コルトに乗り換え、そして3台目が初代フリード、そして2024年7月に新車として、フリードeHEV AIRを迎え入れました。
ボンネットの正しい閉め方については、新型フリードに乗り換えるまでは特段意識したことがなく、ステーを外してボンネットを静かに手で下ろしたあとに、ボンネットの端を軽く手で押さえることで、ボンネットがしっかりとロックできていました。
ボンネットが閉まらず、ホンダディーラーへ連絡
新型フリードではじめてボンネットを閉めようとしたところ、今まで通り手で押さえるだけではまったくロックされる気配がありません。これ以上強く押すとボンネットを痛めてしまわないかと心配となり、あらためてマニュアルを見てみることにしました。すると、約30cmの高さから手を離して(ボンネットの自重で)ロックしてくださいと書いてあるではありませんか。
ではその通りやってみようと思ったものの、重いボンネットを下へ落とす行為にちょっと不安を感じてしまい、ディーラーへ電話をしました。スマホを片手にボンネットから手を離し、ようやく閉めるに至りました。

再生数UPを狙い「超危険」という強めのワードで動画発信
すべての誤解はこの判断から始まり、冒頭で紹介したコメントを多数いただくことに至りました。
改めて、新型フリードの正しいボンネットの閉め方を共有いたします
ボンネットの開閉方法
https://www.honda.co.jp/ownersmanual/webom/jpn/freedehev/2025/details/323456789005538.html
まとめと、なぜこの体験を共有したかったのか
今回の体験は、“整備や点検に詳しくない方”にもきっと役立つと思い発信しました。
さきほど紹介したディーラーに電話したときの話ですが、ボンネットが閉まらない旨を伝えたところ、手慣れた感じで説明されたことが非常に頭に残りました。加えて私のXのフォロワーさんが、この話題に対して、ボンネットが浮いている新型フリードを見たとの話をしてくれたことで、私以外でもボンネットの正しい閉め方を知らない人がいるのではないか?と考えました。ならば、YouTubeを使ってこの話題を広く周知し、皆さんと共有したいと思ったのが動画発信の経緯です。
ネット検索で「ボンネットの閉め方」と検索すると、正しい閉め方を紹介した動画が相当数見受けられます。皆さんも今一度、車に対する自分の扱い方が正しいのか、確かめられてはいかがかと思います。ついでにでよいですが、こちらの“新型フリードのボンネット「超危険」”の真意を紹介した動画も見てもらえますと嬉しいです。
下が物議を醸したショート動画です
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